なるほドコモ [なるほど+ ドコモ]


naruhodocomo.jpg
なんでも、昨年暮れからのナンバーポータビリティ緒戦でドコモ一人負け[nikkeibp.co.jp]だそうで。負けたとはいえ全体で見ればいまだに圧倒的なシェアNo.1なわけで、むしろドコモ的には50%切ったほうが好き勝手できるんじゃないかなどと思ったりもして。

MNPのCMでは、auがもこみち君&仲間さん&布施さんが「こっちにおいで」と誘ったのに対して、ドコモは各界の有名人をバラバラ集めて「私も使っているからそのまま使い続けて」という消極的なメッセージ。そりゃ負けるだろうと(結局なんのCMかわからなかった人も多いのでは)。

ともあれ、そんなドコモが2007年頭に展開しているキャンペーンが「なるほドコモ」。オセロのお二人と劇団ひとりさんの妙なホームドラマ風のTVCFの最後に「なるほドコモ」と検索させて、「naruhodocomo.com」のドメインまで取ったキャンペーンページに誘導すると。

ある意味、イメージ戦略を捨てて、実をとったとも言える戦略ですよね。CMも料金体系をいかに印象づけるかという立場で作ってますし、Webに誘導するのも、「じっくり文章で読んでもらえないと今どきの携帯の料金体系は説明できない」ということでもありますし。「くらべてください」ってところをクリックすると、auの「家族割」との比較が出てきます。

au春のキャンペーンが仲間&篠原の恐ろしくタレント単価の高そうなコンビで、一瞬「またauの一人勝ちか?」とか思うんですが、もしかしたらいまや、「最初のケータイは小学時代」という時代になっていて、若者向けイメージ戦略よりも、お母さん向け経済的メッセージの方が強かったりして。

さて、日本語リエゾンとしての評価ですが、「なるほど + 菰(←こも、と読みます。わらの敷物みたいなものです。落語「長屋の花見」参照)」はありえないし、「なる穂 + ドコモ」もあり得ない。誤読の危険性はないですね。

ただ、パソコンや携帯の変換機能で「なるほどこも」を「なるほドコモ」とひらがなカタカナ混じりで変換してくれない。これを書いている時点では「なるほどこも」「ナルホドコモ」双方で、Googleでひっかからないんですよね(広告は出るけど)。

こんなネタもどうぞ: