ローソン2006年のCM。篠原涼子さん扮する「安田絹子」を主人公に、安田一家のいろんなエピソードを同じメロディーの歌でつづっていくという。
「からあげクン増量」「ローソンパス入会促進」とかその時々のイチオシ商品を取り上げて歌ってるんですが、オチがあるようなないような内容で、サイトのバックナンバー[lawson.co.jp]を見てもあんまり記憶ないんですよね。
さて日本語リエゾンとしての考察です。「ソン」の2文字リエゾンにしたところはいいんですが、生成後の「ローソング」(3音節、5文字)のうち1音節、2文字が重なっているため、重なっていない部分「ロー」「グ」が短すぎる感じがしますね。何と何をくっつけた言葉なのかがよくわかりにくい。
あとイントネーション。「ローソン」は「高-低」なのに「ローソング」だと「高-高-低」で「ソング」の方が生きてしまう。これも識別を難しくしている一因ではないかと。
意味で見ると「ロー(law法律、またはlow低い)」+「ソング」で区切られる危険性ですね。横文字で書いてもLAWSONG[LAWSON + SONG]ですが、まんま「法律の歌」なんでワケわからない。
LAWSONGで検索するとローソンのオフィシャルがトップに来るのに、投稿日現在「ローソング」でGoogle検索[google.com]すると2ちゃんねるの「ローソンのCMがムカつく奴の数!!!!→」とか「ローソンCSほっとステ〜ィショ〜ン 5曲目」とかいうスレが来てしまう。Yahoo! JAPAN[yahoo.co.jp]に至っては三木鶏郎先生の「トリロー・ソング」。 ネットを意識しないキャンペーンは問題だと思いますよ。
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