うわ、月刊といっておきながら11月も半ば。
小林製薬のネーミングにはファンが多くて、ネットでもいろいろ書かれてますし、いま検索してみたらATOK.comで企画広報の人にインタビュー[atok.com]してますね。
当サイト「LiaisonBox.com」でも小林製薬さんのネーミングは今後もいくつか取り上げるつもりではありますが、「小林マンセー」ではないことにご注意いただきたい。いくつか例を挙げましょうか。
- 「ファンデリッチ」・・・ファン式芳香剤。面白くないでしょう。同じリッチでも「しっとリッチ」にはセンスを感じるのに。
- 「ツージーQ」・・・便秘薬(お通じを良くする薬)。そもそも「Susie Q」[amazon.co.jp]がわからないんじゃないかと思う。
小林製薬でさえこれですよ。そもそもダジャレって、会話の中でリズムを解決する働き(次の話題までの間をつなぐ)はあっても、新しい語感を生み出すことってほとんどないんじゃないか。
同じ小林製薬の「熱さまシート」や「サカムケア」と一緒くたにして「オヤジネーミング」と呼ぶ向きもあるかと思いますが、単なるダジャレネーミングと日本語リエゾンには明確な違いがありますので、そのへんはきっちり区別していただきたい。